概要
生涯現役起業支援コースは、厚生労働省が所管する中途採用支援助成金の一つのコースです。この制度は、中高年齢者（40歳以上）の方が起業によって自らの経験や能力を活かすことができる環境を整備するとともに、中高年齢者の雇用機会の創出を図ることを目的としています。
対象者
以下の条件を満たす事業主が対象となります：
- 中高年齢者（40歳以上）が起業する場合
- 起業後1年以内で、個人事業の開業届または法人の設立登記を行っている
- 労働者を雇い入れ、継続して雇用することが確実であると認められる事業主
助成内容
- 起業時の助成
- 起業に要した費用の一部を助成
- 助成額：最大200万円（起業に要した費用の1/3）
- 雇用創出措置に対する助成
- 対象労働者の雇入れに要した費用の一部を助成
- 助成額：最大150万円（対象労働者の雇入れに要した費用の1/2）
- 生産性要件を満たした場合：最大200万円（対象労働者の雇入れに要した費用の2/3）
支給要件
- 起業時の助成
- 起業前に雇用保険の被保険者であったこと
- 起業により雇用保険の適用事業主となったこと
- 起業前の事業と起業後の事業が異なっていること
- 雇用創出措置に対する助成
- 60歳以上の者を1名以上、または40歳以上60歳未満の者を2名以上雇い入れること
- 雇入れた労働者を1年以上継続して雇用すること
- 雇用保険の一般被保険者として雇い入れること
申請手続き
- 計画書の提出：起業前に「中途採用等支援助成金（生涯現役起業支援コース）計画書」を管轄のハローワークに提出
- 起業の実施：計画に基づいて起業を実施
- 支給申請：起業後、「中途採用等支援助成金（生涯現役起業支援コース）支給申請書」を提出
注意事項
- この助成金は予算の範囲内で支給されるため、申請期間内であっても受付を締め切る場合があります。
- 詳細な要件や申請手続きについては、厚生労働省や各都道府県労働局、ハローワークに確認することをお勧めします。
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